覚え書き。

日常考えたことのメモ。

nasne が販売終息した今、どうやって PlayStation でテレビ生活をするか

テレビを見るとき、長年nasneとtorneのお世話になっていましたが、とうとう販売終息しました。

nasne | プレイステーションhttps://www.jp.playstation.com/ps4/peripheral/cuhj15004.html

nasne自体が、本体1TB+外部HDD 2TBまでなので、最大3TBまでしか録画できません。SONY製のブルーレイレコーダーが本体1TB+外部HDD 6TBで、単純にnasneの3台分くらいあるので買ってみました。 

本体とあわせて録画できる領域は7TBになります。torneと組み合わせたときには次の制約があります。

  • 外付けレコーダーの場合「レコトルネ」が必要

    https://www.jp.playstation.com/torne/ps3/store/recotorne.html

  • nasneの場合、録画中の番組の追いかけ再生ができるが、BDレコーダーはできない
  • nasneの場合、録画番組のサムネイルが表示されるが、BDレコーダーに録画した番組はサムネイルが表示されない
  • BDレコーダーが同時3チャンネル録画できる機種だとしても、torne側からは同時1チャンネルしか録画できない。このとき、BDレコーダー側の録画予約で同時3チャンネル録画予約するしかない

 いずれ4K、8Kの機器が当たり前になる時代が来るはずですが、当面はこれで乗り切りたいと思います。

最新のBDレコーダーでもリモコン操作での画面遷移はトロいです。普段遣いではPlayStationでtorneをさわったほうが高速なので、もうしばらくはtorneのお世話になると思います。

昨今のスマホ慣れした身からすると、BDレコーダーの画面遷移の遅さに驚くのですが、皆さんあまり気にされないんでしょうか。それとも、もっと、いい機種を使っている??

1日中パソコンに向かう人向け、身体にやさしい肘置きとデュアルキーボードのススメ

 ここ最近で一番いい買い物でした。

仕事でパソコンに何時間も向かっていると、徐々に肩甲骨が開き気味になり、夕方になる頃には背筋が固まってきます。そんな生活を続けると、やがては腰に…という日々でした。そんなときに買ったのがこの肘置き。

パソコンに何時間も向かうと、肩甲骨がどうしても開き気味になります。最近はエルゴノミクスなキーボードとしてセパレート式もありますが、もっと手軽にセパレートにする方法があります。それは「キーボードを2個パソコンにつないで使う」です。キーボードはコレです(キーボードは機種がそろってないと、左右で打鍵感が違って違和感が出るので揃えた方がよいです)。

Windows はキーボードを2台つないだとき、どちらのキーボードからの入力かは検知しません。片方のキーボードで Shiftキー を押しながら、他方のキーボードで a と押せば、大文字の A になります。 

肘置きを置いて解決したのが長年の肩の痛み。どうも、左手で頬杖をつく習慣があったのですが、肘置きはずっと手を置いてられるので自然と頬杖をつかなくなりました。デュアルキーボードで肩甲骨も正常な位置にあるせいか疲れがたまりづらいようです。

前は猫背でしたが、ふだんから自然と胸をはった姿勢になりました。肩こりがなおればいいやと思ってのことでしたが、健康になった気がします。

Windows 10 の HDR は仕事に向かない

表題の通りです。

Windows 10 の HDR 表現では YouTube 動画、写真、ゲームなどの表現は素晴らしく奥行きが出ますが、仕事で見る資料、図表はコントラストがハッキリしたほうが見やすいので向かない、という話です。

Windows 10 も2019年中は HDR 切換の度に警告が出たりしていましたが、Windows 10 バージョン 1909 の時点ではその辺の問題は解決して切換も簡単になっています。

 

Windows 10 HDR設定

Windows 10 HDR

Amazonでマンガを買うなら知っておきたいKindleの囲い込みについて

Kindleシリーズで初めて買ったのは PaperWhite、Kindle Oasis の初代も買いました。後に「活字読むなら紙」と割り切ったことと「動作のキビキビさから言えば Fire だな」と割り切って、それ以降は Fire シリーズ一択です。

Fire HD 10 タブレット (10インチHDディスプレイ) 32GB - Alexa搭載

Fire HD 10 タブレット (10インチHDディスプレイ) 32GB - Alexa搭載

 

Fire シリーズのこと自体は世にたくさんの記事があると思うので、Amazon がいかに Fireシリーズ を中心に据えているかについて書きたいと思います。

まず、Kindle は自社の Kindle と Fire シリーズで購入したコンテンツが閲覧できます。それ以外にも、以下のデバイスで閲覧できます。

iPad/iPhone 

Kindle

Kindle

  • AMZN Mobile LLC
  • ブック
  • 無料

Windows PC 

Kindle for PC (Windows) [ダウンロード]

Kindle for PC (Windows) [ダウンロード]

 

 つまりは専用端末を購入しなくても使えるということですが、自社デバイス以外には大きな制約があります。

  • 「マンガのまとめ表示」はKindle/Fireだけ*1
  • コンテンツのダウンロードはKindle/Fireが明らかに速い

「え?その2つ」と思うかもしれませんが、コンテンツをたくさん買えば買うほどこの制約が効いてくるのです。

「マンガのまとめ表示」は、たとえばマンガが全20巻あった場合にグループとしてひとまとめに表示してくれる機能(それ以前は自分でコレクションでまとめる必要があった)です。長い長いコンテンツリストをスクロールしなくてよいので便利です。特に、購入したコンテンツが増えるほど役立ちます。

「コンテンツのダウンロードが速い」は、自社デバイスが一番快適に使えるようにするためにソフトウェアで制御かけてるようです。ユーザーとしてはイラっとするけど頭がいいなと感心するやり方です。

なぜかというと、スペックの過当競争から下りられるから。

当初、Kindle FireシリーズはiPadに追いつけ追い越せのスペックでしたが、ある日を境に「価格はほぼ据え置き、スペックは(iPadと)競わない」ようになりました。Fireシリーズは頻繁に世代交代しますが、新モデルのスペックは「前世代の微増」程度です。たまに、Amazon のセールで Fire シリーズはたたき売りのごとく30%オフされます。端末を安くしてどんどんバラまき、その端末で見ると一番快適に見られるよー、というわけです。実際にはiPadにはスペックで遠く及ばず、けっこう重い端末ですが値段はiPadの4分の1くらいだと思ったら割り切って使えるという。

Amazonのレビューで「Fire HDは○○ができない」というような注意書きがありますが、戦略的なデバイスなので「Amazonで購入したコンテンツの閲覧」以外のことはからっきしな印象です。

*1:実際にはAndroidでもまとめ表示使えるそうです

MoneyForwardを2年間使ってみたレビュー(1)

Money Forward [マネーフォワード]をかれこれ2年間くらい使っていて、とても便利なので紹介します。

マネーフォワードって何で、どんなことができるのか。

家計簿アプリ・家計簿ソフト「マネーフォワード」

自動でグラフ化、ラクして節約!
600万人が選んだ
自動家計簿マネーフォワード

「 自動会計簿」がまだ一般化してないので、どんなこっちゃいですが。銀行口座の残高チェックしたり、日々の生活費を記録したり、クレカの引き落としを把握したり、Amazon や楽天で何を買っているかが一元的に管理できます。つまり、日々のお小遣いから貯金まで含めた自分の総資産を可視化してくれるアプリです。

PC から Web ブラウザーもしくは iPhone や Android 対応アプリで使えます。無料プランもありますが、月額500円(税別)で有料プランを使うと出来ること広がります。

システム屋っぽくいうと、各銀行のオンライン口座API、AmazonのAPI経由で残高を定期的に自動で取得してくるので記帳する必要がないのが便利です。

銀行残高の把握が便利

現在、銀行口座でインターネットバンキングができないところはない、ってくらいオンラインで何でもできます。ただ、A銀行、B銀行それぞれに口座を持っていれば、それぞれログインして情報を取ってこないといけません。マネーフォワードは初回設定さえすれば、各銀行の口座から残高を引っ張ってきてくれます。明細をみなくても、自分で残高照会しなくても、給与の振込、家賃の引き落とし状況が通知されます。

Amazon のお買い物状況を可視化

銀行口座と同様にAmazonでの何かを買っているかの情報も取ってこれます。品名が出るので、本を買ったのか、ゲームなのか、コミックなのか、というのもきちんと確認できます。なおかつ、後述する明細による自動仕分けもされるのです。

クレジットカードの利用状況をきちんと把握

銀行と同様にクレジットカードの明細も把握できます。なおかつ、ネットショップや携帯電話をクレジットカードで引き落とししている場合は日付や明細から自動で振替してくれるので、明細同士の引き当ても自分でする必要がありません。(手動もできる)

明細から自動的に費目を仕分け

マネーフォワードは家計簿なので、それが食費なのか、家財道具なのか、医療費なのかという費目を持っています。Amazonで購入したモノについて、明細の名前等から「うむ、これは趣味の購入品だな」「これは本だね」のように自動で振り分けをしてくれます。間違えていたら訂正もできるのですが、次回、同じ条件の明細が来ると、訂正しなおしたもので認識してくれます。自分好みにカスタマイズできる点が利用者によりそっている感があって、とても便利に感じます。

地味に便利なレシートからの家計簿入力

銀行,Amazon,クレカまではオンラインでの機能ですが,もうひとつ優れているのが「レシートから家計簿に登録」できること。コンビニやスーパーのレシートをスマホのカメラで撮ると,合計金額,どこで買ったか(たぶん電話番号とかから検索しているのではないかと予想)を記録してくれます。また,いつものコンビニの場合は「食費」,文房具の場合は「日用品」のように振り分けてくれるのが便利です。また,レシートを撮影するというちょっとアナログな操作も慣れると楽しくなってきます。

ブログで当たりを引く感覚は、本屋でうっかり面白い本を見つけちゃうのと同じ

これを読んでいるアナタにとって「ブログで当たりを引く」ってどういう状況ですか?

ぼくにとっての「当たり」は「あー、それそれ、それ読みたかったの!」が思いも寄らぬタイミングで見つかったときです。

不思議なことに、人間って「あー、それ読みたかったの」は必然では見つけることができないみたいです。たとえば、調べ物している場合の「当たり」は、あらかじめ予想されていることを、もっと詳しく知りたいとか。電車の時間知りたいとか、地図で場所調べるとか、「漠然とだけど答えの当たりがついている」ことが多いです。そうではなくて、自分が心のどこかで探していたんだけれど、自分自身で薄々気づいていなかったけど言語化できていなかったことが見つけられる、そういう発見の感覚です。

言い方変えましょう。

マーケティングで、「顧客にほしいものを聞いても答えが出てこない」というのがあります。お客さんは、ポンッ!と目の前に出てきたものの善し悪しは分かるものの、アイデアとしての「これ!」というのを言ってくれるわけではありません。同じことは自分自身にも当てはまるわけです。

冒頭の「ブログで当たりを引く」ですが、映画のブログをつらつら見ていたら、ふと見つけた脚本の読み解きに「何ソレ!?そんな読み方できたんだあれ!」という発見があると、もう、そのブログはぼくにとっての「当たり」で読み込んでしまいます。

さて、それだと話が終わってしまうので、いくつかぼくにとっての当たりを紹介して終わります。

ぼくはラジオやテレビを順を追って流れを追うのが非常に苦手で(朗読作品や映画作品はまだ1本の筋なのでわかる)、だらだら話をされるより活字としてまとまっている方が好きです。世の中にはそういうのをまとめてくれる人がいらっしゃるんですね(感涙)。

ログミー[o_O] - ネット上の動画コンテンツをひたすら書き起こすサービス
http://logmi.jp/

世界は数字で出来ている
http://numbers2007.blog123.fc2.com/

miyearnZZ Labo
http://miyearnzzlabo.com/

すべての人生はイチからの学び直し~アサシンクリード4より~

アサシンクリード4の最新作「ブラック フラッグ」をクリアした。以下、断片的な考察のようなものです。

アサシンクリードシリーズは「先祖の記憶を読み取る」機械であるアニムスを用いて、<秘宝>と呼ばれる先人類のテクノロジーを探すために現代⇔先祖の世代を行き来するというゲームです。シリーズを通して、テンプル騎士団が掲げる「支配」と、アサシン教団が掲げる「自由」の戦いが描かれています。ゲーム自体はアクションですが、その背景には手紙、美術品、建築物を通して当時の歴史をかなり細かく描いているのが特長です。一見すると本編とは関係ありませんが、ゲームを「単なる殺人ゲーム」に留めない魅力的なものにしている需要な要素です。

「ブラック フラッグ」では、シリーズのⅠ~Ⅲで主人公であったデズモンドが亡くなった後の世界。デズモンドが生前に残していた携帯電話の記録を通して彼のメッセージが伝えられます。先祖であるアルタイル、エッツィオ、コナーとその父であるへイザムの人生を追体験している彼はこんな風に語ります。

偉人や優れた知性を持った人たちも、同じような戦い、同じような過ちを繰り返している。文化、知識、歴史は遺伝子を通して受け継がれるわけじゃない。すべての子どもたちは、生まれてから学び直さなければいけない。どうやって生きて、生き延びて、正義をなすのか。そのたびに、世代ごとに多くのことが失われ、多くのことが加えられる。

この話を読んで面白いなと思ったのは、人生の一回性を言い当てつつも、「それでぼくらは昔の人より賢くなっているのか?」ということを端的に言い当てている部分があるからです。現代は明らかに「昔より便利」なことはたくさんあります。一方、ぼくらは自分の人生しか見つめていないですから「先祖と比べてどうか」なんてことは考えもしません。でも、すごい引いた目線で、人類の歴史レベルで考えてみれば賢くなくなっている、可能性だってあるわけです。

で、冒頭に戻りますがアサシンクリードは、言ってしまえばアクションで、隠れて人を殺すアクションゲームに過ぎません。アクション部分は開発元のUbisoftプリンスオブペルシャの時代から築いた資産ですし、ステルス・アクションな部分はメタルギアソリッドシリーズの方が歴史も深く、洗練されています。アサシンクリードシリーズは膨大な情報に裏打ちされた「歴史」と「サスペンス」と「ちょっとのSF」を盛り込むことで、プレイヤーを魅了してきているゲームです。

今作では海洋でのアクションが増えて、実に大ボリュームになりました。プレイに時間がかかります。一方で、本編であるストーリーはあまり進んでいないようにも思います。メインとなるストーリーに厚みがない作品にとってのアクションは「時間稼ぎ」や「暇つぶし」の要素にも見えかねないです。

…なので、自作は大作でなくてよいので、ストーリーに厚みを増やしたり、ひとりひとりの登場人物を描くなどがいいなー、と思います。