覚え書き。

日常考えたことのメモ。

見合い結婚の敷居はすごい高いゼって話

はてブでこんなエントリーがささやかれているのでのっかってみます。

恋愛結婚の方が条件は甘いのに。
http://anond.hatelabo.jp/20121004213745

見合いってすごいおもしろいシステムで,たぶん30~40年前における「見合い」というシステムと,現代における見合いのシステムはかなり違うんですよね。昔の方は,「見合い」イコール結婚みたいな。一度会っちゃったら,それなりに真剣に考えなきゃね(ほら,紹介している方の顔もあるし)みたいなシステム。

現代における見合いは,男女がお互いの見た目・知性・ 財力等をほかの男女と比較考量しながら,検討するための機会にすぎません。なぜかというと,見合いの場面に引き合いにだされる男女は,いずれも自分でパートナーをさがすことができない,恋愛市場における弱者あるいは未経験者です。そうした男女が結婚に乗り出すには,見た目・知性・財力など,恋愛市場における経験値とは別の軸のスペックが,他の男女の中で突出している必要があります。

よく,あばたもえくぼとか,たで食う虫も好き好きという言葉(=男女がお互いのどこに惹かれるかは,他人には理解不能である)があります。この言葉は「まあ,好きなら好きでいいんじゃないの?」とも言えますし「だからこそおもしろいよね」とも取れます。

一方,見合いにおいては,そうした理解不能な基準は出てきません。就活と同じようなもので,まずはお互いのスペックを見極めた上で,会ってみる頃には「だいたいこんなもんかなー」という予測を立てた上でお互いの探り合い。まあ,なんていうか,そこにセレンディピティーは存在しませんから,あばたもえくぼ,というレベルでは全然ありません(つづく)。